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「エアロパーツ」/ホームメイト
エアロパーツは、自動車の空力向上のために車体に取り付ける、主に樹脂製の追加部品です。自動車が登場した当初は空力という考え方があまりなかったため、エンジンや足回りなどに集中して開発が行なわれてきました。しかし、空気抵抗などを計測する風洞実験が行なわれるようになり、高速域では空力効果が極めて重要になることが分かりました。その後も流体力学などの分野が発展し、自動車にとって空力的に優れた形状とはどういうものかが研究され続けています。そのため同じようなジャンルのレーシングマシンであっても、時代によって形状の方向性が大きく変わっている例があります。エアロパーツにおいても同様で、時代が進むごとにそのデザインは変化を遂げています。
また空力効果だけではなく、デザインを重視したドレスアップパーツとしての側面もあります。
エアロパーツの種類
フロントスポイラー

フロントバンパー周辺に装着されるエアロパーツです。フロントバンパーと一体になっているものはフロントバンパースポイラーと呼ばれ、バンパーの下側に装着するものは、フロントアンダースポイラーや、チンスポイラーと呼ばれます。走行時、最初に空気にあたる部分ですので、気流の影響を受けやすいパーツでもあります。
サイドスポイラー

車体の側面に装着されるエアロパーツで、サイドスカートやサイドステップと呼ばれることもあります。側面を流れる風を、より効率よく整えて後部に流す役割を持ちますが、装着することで車高が下がって見えるなどのドレスアップ効果も高いパーツです。
リアアンダースポイラー

リアバンパー周辺に装着するエアロパーツで、リアバンパーと一体になっているものをリアバンパースポイラー、バンパー下部に装着するものは、リアハーフスポイラーやリアスカートと呼ばれます。
リアウイングスポイラー

車体後方の上部に装着する羽根状のエアロパーツです。空気を下に押しつけるように流すことで後輪を地面に押しつけ(ダウンフォースと呼ばれます)、グリップ力を向上させる効果があります。またGT選手権で使用され人気を博したGTウイングも、リアウイングスポイラーの一種です。
テールゲートスポイラー

ミニバンやハッチバックなどのテールゲート上部に装着するエアロパーツで、ルーフウイングとも呼ばれます。他のエアロパーツに比べてもコンパクトなので、あまり効果は無いようにも見えますが、整流効果は見た目以上に高いといわれています。また純正では、ハイマウントストップランプのマウント位置としてもよく使われています。
エアロガーニッシュ

グリルに装着するエアロパーツで、エンジン内部へ送り込む気流と受け流す気流を整流します。ラジエターへの送風もコントロールすることで、冷却効果にも影響します。これも見た目を重視したドレスアップパーツのように見えますが、実際の効果は非常に高いといわれています。
エアロミラー

ドアミラーをより整流効果の高いものにすることで、エアロパーツとしての効果を発揮させます。