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「ミシュランタイヤ」/ホームメイト
ミシュランは、世界三大タイヤメーカーのひとつでもあるフランスのタイヤメーカーです。自動車業界だけでなく、飲食などの分野においても「ミシュランガイド」によって、その名前は広く知られています。
社名の由来

タイヤメーカーとしてのミシュランの基礎を作り上げた、エドワール・ミシュランとアンドレ・ミシュランという兄弟の名字からとられています。エドワールは、それまで固定されていた自転車のタイヤを着脱可能にした技術者でもありました。
歴史

ミシュランの歴史は長く、1832年(天保3年)にアリスティド・バルピエとドワール・ドプーレによって設立された農機具及びゴム製品の製造工場から始まります。この時期に、ゴムの加工技術などを蓄えたことが、のちのミシュランにつながっていきます。
1889年(明治22年)に社名をミシュランとし、その当時の経営者であったエドワールとアンドレのミシュラン兄弟によって、自転車用タイヤや自動車用タイヤなどを製造していきます。そして1895年(明治28年)に、ミシュラン初の空気入りタイヤが登場。そのタイヤを装着した車両でパリ・ボルドー間往復レースへの参戦を表明しました。そして完走を果たし、ミシュランの技術力と先進性は広く認められることとなりました。
1898年(明治31年)には、キャラクターとして「ミシュランマン」が登場。1900年(明治33年)には、ミシュラン・レッドガイド(いわゆるミシュランガイド)が創刊されました。これらは、もはやタイヤメーカーの枠を超え、100年以上にわたり幅広いファンを獲得しています。そして1946年(昭和21年)に、世界初のラジアルタイヤを登場させました。「ミシュランX」と名付けられたそのタイヤは世界的なヒットとなり、数年後には主要メーカーがこぞってラジアルタイヤを採用するようになります。その後も、F1への世界選手権タイトルの獲得や、スペースシャトル用タイヤの開発など、タイヤメーカーとして新たな価値を生み出し続けています。
マスコット

タイヤを積み上げたようなスタイルで、名前はミシュランマン。世界で最も古いマスコットのひとつといわれています。時代の流れに合わせて、体を構成するタイヤが太くなり、それに伴ってユーモラスな外見へと変化しています。当初のミシュランマンは顔も今ほどはっきりとはしておらず、恐ろしげな雰囲気もありました。「ビバンダム」という名前で長く愛されていましたが、現在ではミシュランマンという名前に変更されています。ちなみにビバンダムの名前の由来は、「Nunc est bibendum(いざ、飲まん)」というラテン語からきています。
ミシュランガイド

自動車の時代が来ることを早くから見越していたミシュラン兄弟が、自社の宣伝と自動車旅行者への情報提供のために無料で配布をしたのが、ミシュラン・レッドガイドです。レッドガイドはホテルやレストランガイドで、グリーンガイドは観光ガイドという違いがあります。
主なブランド
Pilot Super Sport(パイロット・スーパー・スポーツ)

ポルシェ、BMW、フェラーリと共同開発で作り上げられた、スポーツタイヤのフラッグシップブランドです。乾いた路面だけでなく、ウェットな路面でも性能を発揮されるよう、二種類の素材を組み合わせています。
Pilot Sports(パイロット・スポーツ)
スポーツタイヤから、コンフォートスポーツまで展開するスポーツ系シリーズです。
PRIMACY(プライマシー)
プレミアムコンフォートタイヤブランドです。低燃費タイヤ性能を持ったモデルも展開されています。
ENERGY SAVER(エナジー・セイバー)
低燃費タイヤを展開するシリーズです。走りの性格付けとしてはコンフォート系の味付けが施されています。
LATITUDE(ラティテュード)
SUV向けのタイヤブランドです。オンオフ両用モデルもありますが、全体としてはオンロード寄りの展開が行なわれています。
X-ICE(エックス・アイス)
スタッドレスタイヤを展開するブランドです。